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大切なご家族であるペットちゃんを見送る際、「身近にあるダンボールに安置して火葬できないのか」とご相談をいただくことがあります。しかし、ペット火葬業者としては、ダンボールごと火葬炉に入れることは基本的にできません。その理由をお伝えいたします。

まず、ダンボールは燃えやすく、火力が一気に強まる性質があります。これにより火葬炉内部の温度が急激に上がり、炉の損傷や不具合につながる危険性があります。ペット火葬炉は繊細な温度管理のもとで運転されるため、過度な火力はご遺骨を綺麗に残せない原因にもなります。

また、印刷インクや接着剤を使用しているダンボールは、燃焼時に有害物質を発生させる場合があります。これが煙突や炉内に付着すると清浄な火葬環境を保てなくなり、次にご利用される方へも影響を及ぼしかねません。

さらに、ダンボールが完全に燃えきらず、灰が遺骨に付着してしまうことも問題の一つです。ご家族が心を込めて拾骨される際に、灰と骨が混ざってしまうのは本意ではないでしょう。

そのため、当社ではペット専用に作られたやバスケットの棺やキャンディ棺、環境に配慮した素材のをご用意しております。これらは火葬炉との相性も良く、安全かつ美しいお見送りにつながります。

最後のひとときだからこそ、安心できる形で送り出していただきたい――それが私たちの願いです。