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みたす日記WEB DIARY
2021.12.12.
ペットの”もしも”、飼い主の”もしも”に備えて
ペットが家族の一員として、また人生の伴侶としての位置づけになってきている昨今、ペットのためにしてあげれることが増えてきているように思います。
そこで今回は「万が一に備えて」できることをお届けしたいと思います。
ペットが迷子になったときに。
普段の生活の中でペットが迷子になってしまう、飼い主の方は皆その可能性を考え、最低限の注意を払うことでしょう。また、長年の付き合いの中でお互いの距離感で安心して暮らしている家族の一員に、今更そんな心配はないとお思いの方も多くいらっしゃるかと思います。
ですがもう一つ考えないといけないのは災害や不慮の事故など、考えもしなかったことが起こってしまった時。そんな非常事態にペットが行方不明になってしまうことは大いに考えられます。
実際に、東北での震災時に身元が判明したペットは全体の13%未満と言われています。
もしもの時の安心にペットタグ。
東北の震災時、身元不明になったペットの中でタグをつけていたのは全体の12%。その12%のペットは全員飼い主と再会できたそうです。逆に言えば、手がかりが全くない状態であれば、再会できる可能性は1%以下ということ。
そんなことからもペットタグは、今やペットや飼い主の万が一に備えて必要不可欠なのではないでしょうか?もしものことに備えるべきなのは人間も動物も一緒。安心できるように準備しておくのが肝心なのです。
ペットタグにもう一つ安心を。
そんなペットタグですが、今ではオンラインで登録をし、ペットを見つけてくれた人が飼い主を簡単に見つけることができるようなサイトがありました。
それがこちら(http://www.pet-home.jp/prof/)
ペットプロフと言うサービスのようですが、オンラインで登録をしサイトのアドレスとID番号が刻印されたタグを入手。それをペットにつけておけば、離れ離れになった時にもペットの身分証明証として効果を発揮します。迷子になったペットを保護してくれた方は、そのタグを手掛かりにあなたの元へ連れてきてくれることでしょう。
また、飼い主の身に万が一のことが起こった場合も、そのサイトが助け合うコミュニティの役割を果たし、ペットの力になってくれます。
このように今までとは違った目線で、ペットのためにできることを考える取り組みは日々改善されています。
ペットと共に生きていくことが少しでも安心に、より多くの喜びがあるような環境づくりをするため、わたしたちも1日1日進んでいきたいと思います。
ペットの訪問火葬・引取供養のこころみたすペット思い出セレモニーにお任せください。
大阪の豊中市・訪問ペット火葬
株式会社ココロニア
住所:大阪府豊中市豊南町南6-1-1
電話:0120-026-126
大阪/神戸/京都/滋賀/奈良 / 和歌山 / 関西一円 即日からご対応しています。
2021.12.07.
ペットロス症候群の原因について
前回の記事で紹介させていただいたペットロス症候群ですが、まずはその存在を知ることで回復への近道にしたり、周りで困っている人へのサポートにと役立てていただきたいと思います。
そこで今回はその原因にも触れておきたいと思います。ペットロス症候群の主な原因を知っておくことで、心に余裕を持つとともにペットとの別れの後、心や体に異変を感じた時に今一度自分を見つめ直す判断材料に活用いただければ幸いです。
原因1:タイミングや経験値などによる、本人の性格・資質による要因
ペットとの別れは、いつでも予期できるわけではありません。
不慮の事故や思わぬ病気などで、全く想像にも及ばないタイミングでの別れにより、本人の処理能力を超える時に発症することがしばしば見られます。
また飼い主さまにとって、初めての経験であるとか、過去の大きな喪失経験と重なる場合なども、個人の心の許容範囲を超えてしまうことがあります。
原因2:悲しみを乗り越えるための環境が揃っていない。
ペットロス症候群にかかってしまったときに、それを紛らわしてくれる事柄がなかったり理解してくれる仲間が身近にいない、などという状況は容易に起こり得ます。そんな環境に身を置いた場合、ペットロス症候群がひどくなったり、長引いたりしてしまいます。
また、理解してくれないなどの問題だけでなく、周りの人間の鈍感な言葉にますます心を塞ぎ込んでしまう、などということもあります。
原因3:悲しみを通り越した罪悪感が生じる。
ペットとのお別れが予期しないものや早すぎる場合、飼い主の方が責任を過大に感じてしまい、ペットロス症候群が重大担ってしまうこともあります。根拠の有る無しに関わらず自分を責めてしまう、そういう飼い主の方もよくいらっしゃいます。
もっと可愛がってあげればよかった、この子は幸せだったのだろうか、など罪悪感を持ってしまうことも大きな要因です。
原因4:ペットの亡くなり方が引き起こす。
すべてのペットが、寿命を全うできるわけではありません。病気や不慮の事故、心に大きなダメージを負ってしまうような別れの場合、ご自分の無力さをを必要以上に感じてしまい、症状が悪化してしまいます。
原因5:ペットとの関係性が強すぎたときに感じる強い喪失感。
ペットの存在が「家族」という枠を超え、「ご自分の一部」とまでなってしまっていた場合、その喪失感がとても大きく、心のダメージも深くなってしまいます。そのような場合には穴埋めできるような事柄が見つかりにくく、ペットロスから立ち直れない一因になります。
原因6:悲しみを自分の内に閉じ込めてしまう。
素直に悲しみを表現できない、悲しみや心の要望を我慢してしまう、といった状況に身を置かざるを得ない場合、正常な悲しみのプロセスを踏むことができずペットロスから立ち直るきっかけが失われてしまうことがあります。子供のように悲しんでばかりいられない成人や、悲しみを表現するのが上手ではない男性などによく見られる状況です。
原因7:情報を正しく取捨選択できない。
悲しみの中で正確な情報を判断できず、不確かな情報がペットロスからの立ち直りを妨げることもよく見られます。信頼できる獣医さんと相談したり、正確な情報を普段から得ることができるような状況を作っておくことが大事です。
以上がペットロス症候群を発症する主な原因と考えられています。
中には防ぎようがないようなものもあり、すべてをすぐに克服するのは困難なことだと考えられています。
そもそもペットが亡くなることは、ごく自然なこと。原因を知っておくとともに、あらかじめそのことを受け入れておくこともやはり必要です。
その上で、ペットが生きている内にしっかりと愛情をそそぎ、原因となるような「未解決」や「未達成」が残らないよう心がけておくことが重要と言えるでしょう。
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2021.12.06.
ペットロス症候群を知ろう
ペットロス症候群とは
症名からも分かるように「ペット」を「亡くす」事(ペットロス)によって、精神的なストレスになり発症する精神疾患のこと。ペットとの別れのショックが半年以上続き、「うつ状態」になったり「自殺願望」を感じたりします。また、精神的な症状にとどまらず、身体的な症状を併発することも少なくありません。
ペットとともに生きることがよりポピュラーな米国では、1990年代より精神疾患のきっかけになる事案として重要視されていました。
日本においても、2000年ごろから専門家の間で注目されるようになり、現在では周知するなどをし予防するための策が講じられています。
ペットロス症候群にかかる人口の増加には、ペットの位置づけが”家族”という枠を超え”伴侶”にまでなっているからともいわれています。
長年連れ添い生きてきたペットへの愛情が、ペットロスによりご自身の内に溜まってしまう。ペットをなくした悲しみを表現する方法が何も見つからない。
そんな精神的症状を引き起こす可能性は誰にだってあるのです。
ペットロス症候群の発生と回復のプロセス
そんなペットロス症候群ですが、これは特異的な症状ではなく、前述の通り誰にでも起こりうる正常な反応です。
ペットロスに限ることではないのですが、大事なものをなくしてしまった人は、誰しもが悲しみに暮れることでしょう。その悲しみが回復するまでのプロセスはエリザベス・キュブラー・ロスの著書「On Death and Dying」ので紹介されています。
キュブラー・ロス・モデルと呼ばれるこの理論では、悲しみが生じてから回復するまでの心の過程を5段階に分けて解説しています。その5段階とは、以下に分類されています。
1.拒否
ペットの死を受け入れるのが辛いあまり、受け入れないでおこうという防衛本能が働くときに起こるのがこの「拒否」と呼ばれる段階。
現実逃避にも似た行動・言動が現れ、様々な想像でペットの死から目を背けることでしょう。
2.怒り
ペットの死、その原因を考え、漠然とした疑問を投げつけてしまうこと、その一連の行動は「怒り」により引き起こされます。
自分に対して向けられる怒りもあれば、他人に対して向けられるものも。
「もっとかわいがってやれれば」という感情から「獣医は本当に最適な処置をしたの!?」というものまで様々あります。
3.交渉
悲しみを何かに替えて和らげようとする心的行動、それが「交渉」と呼ばれる段階です。
「◯◯◯すればペットが返ってくるのではないか」と考える、などという行動が見られます。
4.抑うつ
無気力になった状態のことを「抑うつ」といいます。悲しみの感情が強いあまり、何をしても楽しくない、日常生活がどうでも良くなるなど、一般的に「うつ」と呼ばれる症状に近くなります。
5.受容
拒否から抑うつまでの心的症状のあと(順番が違ったり、すべての症状が発生するわけではありませんが)、事実を受け入れ、いつもどおりの感情を取り戻す段階へと移ります。
その状態を「受容」と呼び、生活の中での感情がいつも通りに戻っていきます。ペットの死が悲しいのはもちろんですが、その事実を事実として受け入れ、きちんと向き合うことができるようになっていきます。
まずはペットロス症候群を知っておくことが大事
説明したとおり、悲しみからくる心的症状は防ごうと思ってもなかなか難しいものです。
ですが、ペットロス症候群の存在と発生プロセスを、まずは知っておくことで原因不明の自体でも一呼吸おいて症状と向き合うことができると思います。
その上で悲しみを克服する足がかり、きっかけになればと思います。
次回はペットロス症候群の発生の原因についてをご説明いたします。
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