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みたす日記WEB DIARY
2021.12.17.
シニア犬・高齢犬との付き合い方 – 適した食事方法はできていますか?
人間と同じように、ペットの寿命や健康と密接な関係があるのが運動と食事。
日頃から適度な運動と適切な食事を心がけてらっしゃる方も多いかと思いますが、老齢期には老齢期に適した食事方法もございます。
運動については以前の記事にて、散歩の仕方や頻度などをご説明させていただいています。
今回は同時に行っていただきたい、食事についてのコツなどをお伝えいたします。
老犬の食事の特徴
愛犬が老齢期に差し掛かるとものを飲み込む力が衰えます。ひどい場合は飲み込めずに吐き出してしまうこともあります。その場合は食器を少し高いところに置き、楽な姿勢で食事ができるように工夫してあげてください。
中には寝たきりの老犬もいると思いますが、やはり食事の際には適した姿勢が必要となります。上半身をクッションなどで起こしながら頭を高くした上で、スプーンなどを使用してフードを口へと運んであげてください。
そのままの姿勢で食事をさせると、喉に詰まらせたりすることもあり、危険を伴うとともに食べるのをやめてしまうかもしれません。
このように老犬の食事の際は姿勢などに気をつけながら、飲み込めているかどうかを定期的に確認することが望ましいでしょう。
少し温めてあげるのもコツの一つ
もしあなたの愛犬の食事量が減ってきた場合、今まであげていたフードを少し温めるのも一つの解決法です。
温めることで、かすかに香りが立ち上り、嗅覚を刺激します。この刺激により食事量が増えることもあります。
このように、食事に対する「喜び」を工夫してあげることで、必要な栄養・カロリーをクリアする手助けになるでしょう。香りの他に舌ざわりや歯ざわりなど、個々に違う嗜好性を理解してあげてください。
また新鮮なフードほど食欲を増す、ということが言われています。
水分量を増やすには?
老齢期にもなると、愛犬が飲む水の量が減っていることに気づく方もいらっしゃるかもしれません。
これは必要な水分量が変わったのではなく、喉の渇きに対する感覚が低下することで引き起こされる事象です。
その減った分を補ってあげるためにも、食事で水分量を増やす工夫をしてあげてください。
大前提として、ドライフードよりも缶詰などのウェットフードのほうが水分量が多いです。ただ毎日ウェットフードを与えるわけにはいかない、という方もいらっしゃいます。その場合はドライフードに水分を足す方法が良いでしょう。その際ただのお湯を足すのではなく、ささみの茹で汁を使用すると嗜好性がアップするなどの工夫もできます。
水(お湯)の分量はドライフード1に対して水2.5くらいにすると、ウェットフードと同じ水分量の割合となります。
その他市販のスープを与えたりミルクなどを利用して、食事の際に摂取する水分量を増やしてあげるのも考えることができます。
毎日の習慣に少しの心がけを
最適な食生活の維持については、まずは習慣の中でできることをしてあげることから始まります。
まず考えてあげてほしいのが、犬が食事をいやにならないようにすること。ちょっとした嗜好性のアップで、食事の質も変わります。
その上で犬の体調の変化を見てあげることや、かかりつけの医師を相談して、どのようなフードが適するのかを見極め、採用していくことが望まれます。
次回は栄養素の面から、老犬に必要な食事をお伝えしたいと思います。
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2021.12.15.
ペットのシニア化・高齢化について – ペットの高齢化はいつから始まる?
ちいさな頃から共に過ごしている皆様のペット。愛犬の年齢のとり方、そのスピードが人間よりもずっと早いことはもちろんご存知かと思います。
ちなみに犬の年齢の数え方は様々あります。犬の1歳=人間の17歳程度と数え、その後1年ごとに4歳ずつ加齢していくという考え方や、1歳=人間の16歳、2歳=人間の24歳、その後1年ごとに4歳ずつ加齢していくという考え方などが一般的。どの考え方が正しいのか、ということはさほど重要ではありません。それよりは、そのくらいのスピードだと言うことを認識することが大切となってきます。
今回は青年期・中年期を超えて、シニア期・高齢期を迎える時期についてお話しさせていただきます。
犬が「シニア」と呼ばれる年齢は?
シニア犬と聞いた時、皆様はいくつくらいの犬をご想像されるでしょうか?
結論から言いますとシニア化し始める年齢というのが小型犬の場合6歳、大型犬の場合は5歳となります。これは人間で言うところの40代〜となる年齢。若さを感じる身体から落ち着いた年齢を感じさせる身体へと変化します。人間と同じく体毛の変化も見られます。犬はこのシニア期を経て高齢期へと移って行きます
犬の「高齢期」はいつから?
シニア期を経て小型犬の場合は11歳の時、大型犬の場合は8歳の時に人間で言うところの60歳を超える、いわゆる高齢犬と考えることができます。こう見ると随分と早いように感じますが、高齢期には歯周病による口臭や耳が遠くなったり目が弱くなったりと、老化に伴う変化が顕著になってきます。
また散歩への抵抗感や足腰の衰え、頻尿になったり粗相をしたりもします。
もちろん身体の病気にもなりやすいことから、かかりつけのお医者さんとのやりとりが増えてくることでしょう。
シニア期、高齢期のペットに適した接し方を
上記は一般的な例で、それぞれのペット個体でも時期や症状は異なります。またあなたのペットは、ある日突然シニア犬になるわけではありません。加齢とともに様子を見守り、以前と比べて体調や身体に変化が見られた場合はペットの生活環境を変えることが求められます。それは生活の場所であったり、散歩の方法であったり、食べるものの変化であったり。
まずは基本的な犬の加齢の仕方とシニア化の時期をきちんと理解しておくことで、いたわりを持った接し方が可能になります。高齢世代には高齢世代の接し方で、健やかに永く、共に時間をお過ごしいただけることを願っています。
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